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財団法人平群町地域振興センター設立趣意書
平群町は、全町域の3分の2近くを山林が占めている恵まれた自然環境に囲まれ、近年「緑豊かな近郊住宅地」として開発が進み、大阪周辺のベッドタウンとして急激に人口が増加し、町民の生活様式・意識に様々な変化が生じている。
とりわけ、先祖の代より、当町で生活されてきた住民と平群を第二の故郷として移り住まれてきた住民とのコミュニケーションを図ることが、今日行政に与えられた課題であると考える。
そのためにも、既存の文化・体育施設を拠点としながらその機能を充分に生かした多角的、かつ合理的な利用方法を構築・追求する必要があり、これに伴う行政側の機構設立がなによりも急務である。成熟化社会を迎え複雑化・高度化・多様化する行政ニーズに的確に対応し、住民の健康保持と体力づくり、また地域社会における文化・体育活動の意識高揚と基盤整備を図るためには、行政がその固定の領域を着実に推進することは当然であるが、従来は私的分野と考えられていた、民間活力の持つ「公共性」に着目し社会的・公共的部門に対して経営的感覚を導入するとともに、新しいイベントを企画・実行する必要がある。

以上の視点から、当町においても「地域振興センター」を設立し、地域住民の生活・健康・文化的水準の向上を目的とする諸事業を展開することにより「都市基盤の整った田園住宅都市」をめざすものである。

平成5年6月4日

財団法人平群町地域振興センター
設立者   平群町長  北川吉晃